インフォグラフィック作成するために読む本 10冊

2011年から自分でもインフォグラフィックを作るようになりました。今回は、インフォグラフィックを作成するのに参考になった本を10冊紹介します。

インフォグラフィック作品集

最初に紹介するのは、良質なインフォグラフィックをたくさん見れる作品集です。

01.Information Graphics

サイズが大きく、480ページと分厚い大型本です。
置き場に困りますが、いろんな人の作品を見れるので、幅広いアイデアを知るのに良いです。
4分類(「Location」「Time」「Category」「Hierarchy」)で作品を整理しているのも参考になります。

02.The Visual Miscellaneum

データ・ジャーナリスト、インフォグラフィック・デザイナーのDavid McCandless氏の作品集です。
彼の運営するサイト「Information Is Beautiful」でも作品を閲覧できますが、じっくり見るにはこの本がおすすめです。

インフォグラフィックの中には、作成・公開者側の意図的な印象づけを行い過ぎているものもありますが、David McCandless氏の作品は無駄がなく、ごまかしがきかない作風です。
David McCandless氏は僕が一番敬愛するインフォグラフィック・デザイナーです。
TED講演も見てみてください(日本語字幕もあります!)。

インフォグラフィック制作の考え方(入門者向け)

作品集を見て、自分でも作ってみようと思ったら、こちらの本を読んでみると良いと思います。

03.インフォグラフィックス

著者のTube Graphics 木村博之氏が制作した作品を5つに分類(「ダイアグラム」「チャート&テーブル」「グラフ」「マップ」「ピクトグラム」)し、どのようなことを考えて作成したか、ポイントの解説があります。
インフォグラフィックスを作るとき・見るときの5要素も参考になります。

構成要素について学ぶ

インフォグラフィックの多くは、図やグラフ、ピクトグラムを構成要素としています。
それぞれについて学び、組み合わせるだけでもインフォグラフィックの初歩が作れるようになります。

04.図解力アップドリル

デザイナーが「図解」表現を学ぶのに適した本です。
インフォグラフィックもデザインをよく見てみると、図解の考えに基づいて表現されています。

05.ウォールストリート・ジャーナル式 図解表現のルール

インフォグラフィックの重要な構成要素の一つ「グラフ」を作る際の考え方を学べます。
誤解のないデータの見せ方はインフォグラフィック作りにも必要です。

06.頭がよくなる「図解思考」の技術

図のバリエーションや、矢印の種類と用途など図解をフレームワーク化して使いやすくまとめています。
インフォグラフィックを制作する際も、表現にルールを設けると作りやすいです。

07.The Language of the Global Polis

アイソタイプ(ピクトグラムのはしり)を開発したオットー・ノイラート氏の本です。
文章(英語)もそれなりにありますが、次のような作品がときおり載っていて、インフォグラフィックのアイデアになります。

アイソタイプ gerd arntz web archive isotype
出典: gerd arntz web archive

グラフィック・デザインはゲルト・アルンツ氏によるもので、絵あわせアプリ(無料)もおすすめです。

08.Life in five seconds

ピクトグラムと矢印など単純な図形を使って、著名人の生涯や有名な出来事を5秒でわかるようにまとめた次のような作品がひたすら掲載されています。

アンディ・ウォーホルの場合。
life in five seconds andy warhol
via Ads of the World™

プロモーション・ムービーもおすすめです。

ゴッホの場合。

ビートルズの場合。

インフォグラフィック制作の考え方(上級者向け)

09.ビジュアライジング・データ

第1章「情報視覚化の7ステップ」の内容はインフォグラフィック制作のプロセスと共通点が多いです。
プログラミングをやったことがない人にはとっつきにくいかもしれませんが、体系的に視覚化プロセスがまとまった本なのでおすすめです。
サンプル・プログラムの言語は、オープンソースの「Processing」なので無料ですぐに始められます。

僕はFlash(ActionScript 3.0)を少し触っていたときに偶然この本に出会い、今ではインフォグラフィック制作の参考書として使っています。

10.ビューティフルビジュアライゼーション

「ビジュアライジング・データ」同様、ややプログラム経験者向きの内容です。
共著で、視覚化に対する複数の考え方を読めるのが良いです。
僕のお気に入りは、5章「ニューヨーク市地下鉄路線図の再デザイン」。

いま読み途中の本でも良さそうなのがあるので、またおすすめ参考書がたまったら紹介します。