路線図で表現。デジタルマーケティングのガイド・インフォグラフィック

デジタルマーケティングのコンサルティングを行う「Hallam Internet Limited」(イギリス)が公開したインフォグラフィックを紹介します。

The Digital Marketing Map

デジタルマーケティング 地下鉄路線図 インフォグラフィック 1
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メトロマップをモチーフにしており、「デジタルマーケティング」に関するキーワードが6つの路線に分けて整理されています。

6つの路線

・橙:SEO
・紫:ウェブサイト
・青:顧客管理(CRM)
・緑:ソーシャル・メディア
・赤:クリック課金式広告(PPC)
・茶:分析

たとえば、「インフォグラフィック」はどこに含まれるかと言うと、橙色の「SEO」路線の「SEOコンテンツ」近くにありました。

デジタルマーケティング 地下鉄路線図 インフォグラフィック 2

複数にまたがるものは、ハブ駅として描かれています。

「Google+」が「SEO」と「ソーシャル・メディア」にまたがっているのがまさにといった感じ。

デジタルマーケティング 地下鉄路線図 インフォグラフィック 3

メトロマップ調のインフォグラフィックについては、本質を捉えていないとの見方もあります。

「ビューティフルビジュアライゼーション」(Amazonで見る)には、「誤った模倣」だとして、次のようにあります。

路線図の表現手法は、さまざまなジャンルの映画やテクノロジー企業の相関関係、企業買収の年表、ロンドン以外の都市の地下鉄路線図にも適用されています。
これらの中では、他の都市の地下鉄路線図だけは表現手法の正しい適用例であるといえます。(中略)路線図の表現形式は、元となるデータとの対応やデータの表現方法が適切であることが特徴なのですが、他の適用例はこの本質を理解しているとは思えません。

つまり、路線図として表現する必然性が薄い内容にも用いられるのはどうかと思う、という話です。

もともとの地下鉄路線図は、目的地に辿り着くための案内として、必要に迫られている人にわかりやすく簡潔に情報を伝えるというところに端を発し、この表現に行き着いたものですから、必然性のかたまりです。

一方、今回紹介した「デジタルマーケティング・メトロマップ」や以前紹介した「ロックンロール・メトロマップ」「マイクロソフト買収・出資メトロマップ」はたしかに本家地下鉄路線図からすると、表現手法を借りたものに過ぎません。
メトロマップ以外の表現方法も考えられます。

でも僕は、これはこれで表現としてありだと考えています。

ここ数年のオンライン上でのインフォグラフィック活用は、企業・団体が、これまでトピックに興味がなかった人にも振り向いてもらえるような形で専門性を示し、シェアされ多くの人の目を惹くことで、インフォグラフィックを公開した企業・サービスのブランド・イメージを向上させる、という目的があります。

その目的からすれば、メトロマップ調のインフォグラフィックは目を惹くだけではなく、路線によってカテゴリー分類が可能なことから、インフォグラフィックの内容(デジタルマーケティングのキーワードを分類する)ともまったく無関係ではないので、もとの「地下鉄路線図」表現に対する敬意を忘れなければ、表現手法の正当性はあると思います。

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