【ドラッカー図解】戦略計画

ドラッカー著『マネジメント【エッセンシャル版】』を図解するシリーズ。シリーズ目次はこちら

こちらの記事から数回に分けて、「事業の目標」について書いてきました。今回は目標を達成するための「戦略計画」についてまとめます。

「戦略計画とは何か?」という問いに、ドラッカーは「戦略計画」は3つの連続したプロセスだと述べています。

図35: 戦略計画のプロセス

ドラッカー「マネジメント」図解35

1つ目のプロセス「リスクを伴う意思決定」は、たとえば「既存事業を廃止する」とか「新規事業を中核事業に据える」といった転機となるような「意思決定」のことだと思います。

2つ目のプロセス「体系的な組織づくり」はどういうことでしょうか。

ドラッカーは次のように述べています。

最善の戦略計画さえ、仕事として具体化しなければ、よき意図にすぎない。成果は、組織のなかの主な人材を割り当てることによって決まる。

「戦略計画」とは資源と行動、それから成果を結びつけるための行動計画だと考えればいいと思います。「体系的な組織づくり」では、資源(たとえば人材)をどのような行動(活動)に割り当てるか決めます。

図36: 戦略計画とは

ドラッカー「マネジメント」図解36

3つ目のプロセス「成果と目標の比較・検証」では、意思決定の際に冒したリスクより、成果が上回っているか、目標を達成しているか、なぜこういう結果になったのかを検証します。

このプロセスがあることによって、「戦略計画」は「責任」を伴うものとなります。

図37: 戦略計画に伴うもの

ドラッカー「マネジメント」図解37

最後に、ドラッカーの言葉を引用します。

経済活動の本質とは、リスクを冒すことである。(中略)得るべき成果と比較して冒すべきリスクというものが必ずある。戦略計画に成功するということは、より大きなリスクを負担できるようにすることである。

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