密猟による野生動物絶滅の脅威を視覚化

The Hunted レッドリスト 視覚化 密猟 脅威 1
The Hunted – A map of poached species by country

IUCN(国際自然保護連合)のレッドリスト(絶滅のおそれのある野生動物のリスト)をもとにした視覚化作品「The Hunted」を紹介します。

制作したのは、データ・ジャーナリストのBenjamin Hamilton氏

国別の詳細表示

世界地図上に広がる円をクリックすると、国別に絶滅のおそれのある種の数が表示されます。

日本の場合は、17種。
哺乳類が3種、鳥類が7種、両生類・爬虫類が7種。

The Hunted レッドリスト 視覚化 密猟 脅威 2

レッドリスト全データの中から次の3つに分類されている種の数を合計しています。
・絶滅危惧IA類(Critically Endangered)
・絶滅危惧IB類(Endangered)
・データ不足(Data Deficient)

なお、IUCNが発表するレッドリストと環境庁が発表するレッドリストでは内容が異なるそうです。

円の色と大きさ

The Hunted レッドリスト 視覚化 密猟 脅威 4

円の色が暗い国は、絶滅危惧種の個体数が減少傾向にあり、状況が悪化していることを示しています。
色が明るくなるほど、個体数が増加(回復)傾向にあることを示しています。
また、円の大きさは密猟の脅威を表しています。

種別の表示

ヘッダーのグレーのボタンで次の4種別に表示切替ができます。
・哺乳類(Mammals)
・鳥類(Birds)
・両生類・爬虫類(Amphibians and Reptiles)
・昆虫類など(Arachinids, Insects, and Gastropods)

たとえば、両生類・爬虫類だけを表示するとこんな。

The Hunted レッドリスト 視覚化 密猟 脅威 3

データセット

視覚化に利用したデータはGoogle Driveで公開しています。
ビジュアライゼーション作品を制作する際の参考になります。

The Hunted レッドリスト 視覚化 密猟 脅威 4

使用した技術

データ解析にはPythonを使用。
Scraping XML and HTML using Python code – Part 1

視覚化は、CartoDB.jsを使っています。

cartoDB
CartoDB

以前紹介したCartoDBを用いた作品。
50年の軌跡を辿る。ローリング・ストーンズのツアー情報を視覚化

プロフィール

櫻田潤
櫻田 潤(さくらだ・じゅん)

プログラマー、システムエンジニア、ウェブデザイナーを経て、2010年よりビジュアルシンキングを運営。あわせて、インフォグラフィックのデザインも始める。2014年、NewsPicksにインフォグラフィック・エディターとして参画。ビジュアルを用いた記事を多数、執筆デザイン。2017年よりNewsPicksの全体クリエイティブを統括。著書に『たのしい インフォグラフィック入門』『シンプル・ビジュアル・プレゼンテーション』