制約から生まれる。アイコン、ピクトグラム調イラストレーションの世界

アイコンやピクトグラムはイラストレーションとも近い関係にあります。

Peter Grundy氏のイラストレーション作品を見ると、それがよくわかります。
Peter Grundy

OC Retail

イラストレーション OC Retail
image by début art

Bike Polo

Bike Polo イラストレーション
image by début art

イラストレーションのパーツをひとつひとつひも解いていくと、複雑な形状はなく、「まる」「さんかく」「しかく」といった基本的な矩形の組み合わせで作れるものばかりです。

著書「たのしいインフォグラフィック入門」でも書きましたが、これはピクトグラムの構造そのものです。

ベーシックな矩形をレゴのように組み合わせて描いていく。
制約(「まる」「さんかく」「しかく」で表現する)を受け入れることで、作り手も見た人も創造力が刺激されます。

Peter Grundy氏の作品で特にすごいなと思ったのが、「心臓」のイラスト。

Human Heart

Human Heart イラストレーション
image by début art

対極にあるのが、血管も描き込んだ細かな表現(スキューモーフィズムとフラットデザインの関係に似ています)。

Peter Grundy氏のイラストレーションは、フォルクスワーゲンやWIREDのクライアントワークにも採用されています。

フォルクスワーゲン イラストレーション
image by début art

wired イラストレーション
image by début art

シンプルでありながら個性的なイラストレーションは、インフォグラフィックとの相性もよいです。

LA pets インフォグラフィック イラストレーション
image by début art

ピクトグラム、アイコンの延長にあるイラストレーションは僕も取り組み中なので、Peter Grundy氏のポートフォリオはたいへん参考になります。

Peter Grundy

色づかい重要。

プロフィール

櫻田潤
櫻田 潤(さくらだ・じゅん)

プログラマー、システムエンジニア、ウェブデザイナーを経て、2010年よりビジュアルシンキングを運営。あわせて、インフォグラフィックのデザインも始める。2014年、NewsPicksにインフォグラフィック・エディターとして参画。ビジュアルを用いた記事を多数、執筆デザイン。2017年よりNewsPicksの全体クリエイティブを統括。著書に『たのしい インフォグラフィック入門』『シンプル・ビジュアル・プレゼンテーション』