「データジャーナリズム・キャンプ 2013」登壇のお知らせ

データジャーナリズム・キャンプ 2013

日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)主催のイベント「データジャーナリズム・キャンプ 2013」に講師の一人として登壇します。

日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)の概要

JCEJは、組織や媒体の枠を超え、 ジャーナリストが「個」として切磋琢磨しあう場です。マスメディアの記者だけでなく、NPOや企業の広報担当者、広告やPRに携わる人々とともに「伝えるスキル」を学びあい、日本のジャーナリストの裾野を広げてレベルを高めることを目指します。(団体サイトより)

データジャーナリズム・キャンプ 2013

ジャーナリスト、エンジニア、アナリスト、デザイナーが4人1組となり、チームでデータジャーナリズム作品の制作に取り組みます。
詳細は、公式サイトをご覧ください。

データ・ジャーナリズムとは

僕の認識では、政府や調査機関・研究機関が公開するオープン・データ、その他データに基づく報道を行うのがデータ・ジャーナリズム。

その際、生データを数字のままで見せるのではなく、グラフを代表とする視覚化表現(ビジュアライゼーション)を取り入れます。

たとえば、CNNのコンテンツ「Home & Away」をご覧ください。

Home & Away

データ・ジャーナリズム 事例 CNN

このコンテンツは、アフガニスタン戦争・イラク戦争におけるアメリカ兵の出身地(左)と亡くなった場所(右)を地図で表示しています。

画面下の棒グラフは、年齢、出身地、亡くなった年月を表していて、棒グラフの一部をクリックすると地図に表示される内容が絞り込まれます(たとえば20歳の人だけを表示することが可能)。

この作品は、優秀なインフォグラフィックやデータ・ビジュアライゼーションを決めるアワード「Information is Beautiful Awards 2012」で最優秀賞に選ばれました。

CNNだけではなく、BBC、the guardian、USA TODAY、The New Yorker といったメディアがビジュアライゼーションを用いた報道を行っています。

中でもガーディアンは「DATA BLOG」を展開、専門部署も設けて取り組んでいます。
英ガーディアン紙のデータ・ジャーナリズムを支える「Guardian Digital Agency」

DATA BLOG

データ・ジャーナリズム DATA BLOG

また、USA TODAYは新聞、サイトのビジュアル・ガイドラインをインフォグラフィックを専門とするデザイン事務所「Column Five」に依頼しています。
米全国紙「USA TODAY」のリブランディングとインフォグラフィック・ガイドライン

このように、「データ・ジャーナリズム」を展開するには、プログラミングやデザインの視点が必要です。

今度開催されるイベント「データジャーナリズム・キャンプ 2013」も、そこを踏まえた内容になっていると思います。
データジャーナリズム・キャンプ 2013

プロフィール

櫻田潤
櫻田 潤(さくらだ・じゅん)

プログラマー、システムエンジニア、ウェブデザイナーを経て、2010年よりビジュアルシンキングを運営。あわせて、インフォグラフィックのデザインも始める。2014年、NewsPicksにインフォグラフィック・エディターとして参画。ビジュアルを用いた記事を多数、執筆デザイン。2017年よりNewsPicksの全体クリエイティブを統括。著書に『たのしい インフォグラフィック入門』『シンプル・ビジュアル・プレゼンテーション』