特別企画

ドラッカー図解: 知識社会の3つの特質

P.F.ドラッカー著書「ネクスト・ソサエティ」を図で理解するシリーズ。シリーズ2番目の記事を表示中。シリーズ目次はこちら

前回の記事では、人口構造の変化が社会に与える影響を図にしました。
今回は、前回書けなかった「知識社会」の3つの特質についてまとめたいと思います。

「ネクスト・ソサエティ(異質の次の社会)」は「知識社会」だとドラッカーは述べています。
そして、「知識社会」の3つの特質により、高度な競争社会が訪れると。

図2: 知識社会の3つの特質

ドラッカー「ネクスト・ソサエティ」図解2

「ネクスト・ソサエティ」に次のようにあります。

知識は瞬時に伝えられ、万人の手に渡る。その伝達の容易さとスピードが、企業、学校、病院、政府機関に対し、たとえ市場と活動はローカルであっても、競争力はグローバル・レベルにあるべきことを要求する。インターネットは世界中のユーザーに対し、何をどこで、いくらで手に入れられるかを教える。

インターネットは「知識社会」の基盤となります。
今後はその中でも「ソーシャルネットワーク」と「モバイルネットワーク」の普及が「知識社会」化を加速させるように思います。

「ソーシャルネットワーク」は、人のつながりを通じて、知識(情報)の質を高め、思考力を増幅させてくれます。
また、「モバイルネットワーク」普及によって、時間や場所を問わず知識(情報)にアクセスすることができるようになってきました。

知識の入手がフラット(平等)になると、それをどう活用するかが問われてきます。
ドラッカーの言う「高度な競争社会」は、考える力、あるいは知識(情報)を調理する力なしでは生き残れない社会なのだと思いました。

書籍参考ページ

今回の記事は、「ネクスト・ソサエティ」(Amazonで見る)の5〜6ページをもとに書いています。

記事に関係する本

プロフィール

櫻田潤

櫻田 潤

プログラマー、システムエンジニア、ウェブデザイナーを経て、2010年よりビジュアルシンキング運営開始。2014年12月よりNewsPicks編集部でインフォグラフィックス・エディターとして記事執筆。研修・インベント講師や書籍執筆も行なっている。著書に『たのしいインフォグラフィック入門』ほか。

22 Mar, 2011