特別企画

ドラッカー図解: 企業に起こる5つのパラダイムシフト(1/5)

P.F.ドラッカー著書「ネクスト・ソサエティ」を図で理解するシリーズ。シリーズ6番目の記事を表示中。シリーズ目次はこちら

前回の記事では、知識社会のストレス対策として「非競争的な場所」を生活の一部に持つといいということを図にしました。
今回からは数回に分けて、「ネクスト・ソサエティ」で企業に起こる5つのパラダイムシフトについてまとめたいと思います。

1つ目のパラダイムシフトは、従属関係で起こる変化です。
労働者は「企業の従者」から「同格の存在」に変わります。

図7: 従属関係のパラダイムシフト

ドラッカー「ネクスト・ソサエティ」図解7

「知識」が生産手段に加わったことによって、従属関係の変化は起こっています。
生産手段として「カネ」は有効であり続けると思いますが、特に企業がスタートする初期段階においては「知識」(アイデア・技術)の方が「カネ」よりも優位にあると思います。
映画「ソーシャルネットワーク」の原作「フェイスブック」(Amazon)を読んでいるところなのですが、「カネ < 知識」であることを強く感じます。

フェイスブックにおいて、マーク・ザッカーバーグは知識労働者の一人であり、CEOでもあるので、上の図では「企業」サイドに入ります。
僕はそのことがなにより「知識」の生産手段としての重要性を示唆していると感じます。

生産手段として「知識」の重要性が増せば増すほど、知識労働者は企業(組織)と同格、もしくはそれ以上の存在になっていくと思います。

書籍参考ページ

今回の記事は、「ネクスト・ソサエティ」(Amazonで見る)の21~22ページ、38ページ、40ページをもとに書いています。

記事に関係する本

プロフィール

櫻田潤

櫻田 潤

プログラマー、システムエンジニア、ウェブデザイナーを経て、2010年よりビジュアルシンキング運営開始。2014年12月よりNewsPicks編集部でインフォグラフィックス・エディターとして記事執筆。研修・インベント講師や書籍執筆も行なっている。著書に『たのしいインフォグラフィック入門』ほか。

18 Apr, 2011