特別企画

ドラッカー図解: 企業に起こる5つのパラダイムシフト(5/5)

P.F.ドラッカー著書「ネクスト・ソサエティ」を図で理解するシリーズ。シリーズ10番目の記事を表示中。シリーズ目次はこちら

今回も前回の記事につづいて、「ネクスト・ソサエティ(異質の次の社会)」で企業に起こるパラダイムシフトについてまとめたいと思います。

5つ目は、競争のパラダイムシフトです。

図11: 競争のパライダムシフト

ドラッカー「ネクスト・ソサエティ」図解11

ドラッカーは次のように述べています。

旧時代

あらゆる技術がそれぞれの産業に属し、逆にあらゆる産業がそれぞれに特有の技術をもつとされた。製鉄の技術は鉄鋼業でしか使えず、しかも鉄鋼業でしか生まれないとされた。同じことは製紙業、農業、金融サービス業、商業においてもいわれた。

ネクスト・ソサエティ

もはやいかなる産業、企業にも、独自の技術というものがありえなくなった。産業として必要とする知識が、馴染みのない異質の技術から生まれるようになった。(中略)事業の発展は、企業の内部からではなく、他の組織や技術とのパートナーシップ、合弁、提携、少数株式参加、ノウハウ契約からもたらされるようになった。

このパラダイムシフトは、既に起こっているように思います。
業界の垣根はなくなってきており、あらゆる業界が「情報産業」に集約されようとしているような気がします。

外部の情報(顧客や他の業界からの情報)を、製品・サービスにフィードバックする仕組みを持っている企業が生き残るのだと思います。

書籍参考ページ

今回の記事は、「ネクスト・ソサエティ」(Amazonで見る)の39〜40ページ、44〜45ページをもとに書いています。

記事に関係する本

プロフィール

櫻田潤

櫻田 潤

プログラマー、システムエンジニア、ウェブデザイナーを経て、2010年よりビジュアルシンキング運営開始。2014年12月よりNewsPicks編集部でインフォグラフィックス・エディターとして記事執筆。研修・インベント講師や書籍執筆も行なっている。著書に『たのしいインフォグラフィック入門』ほか。

05 May, 2011