特別企画

ドラッカー図解: 変化をつくり出すには

P.F.ドラッカー著書「ネクスト・ソサエティ」を図で理解するシリーズ。シリーズ14番目の記事を表示中。シリーズ目次はこちら

前回の記事では、「知識労働者の価値(コア・コンピタンス)」に関して図にしました。
今回は、「変化をつくり出す」にはどうしたらいいのか、まとめたいと思います。

ドラッカーは次のように述べています。

ノンカスタマー(非顧客)こそ、来るべき変化を知らせてくれる貴重な情報源である。なぜか。この四〇年間に見られたあらゆる業界における変化を調べるならば、そのほとんどが既存の市場、製品、技術の外の世界で起こったものであることがわかる。
したがって、いかなる事業にあろうとも、トップマネジメントたる者は、多くの時間を社外で過ごさなければならない。ノンカスタマーを知ることは至難である。だが、それだけが知識の幅を広げる唯一の道である。

図17: 変化をつくり出すには

ドラッカー ネクスト・ソサエティ 図17

「ネクスト・ソサエティ」の中で、もっとも大事だと思ったのが、今回書いている内容 – 外の世界で起こることを理解しなければならない – です。

われわれは内部の情報という片翼で飛行している。必要なことは、それら内部の情報の増大や改善ではない。外部の情報の獲得である。(中略)大切なことは、外部の世界について十分な情報を手にして意思決定を行うことである。

アップルはMacのノンカスタマー(非顧客)をiPodやiPhone、iPadで顧客にしていきました(顧客の創造)。

外の世界を知るには、ノンカスタマーとの接点を持つ必要があります。
インターネット、ソーシャルメディアは外の世界を知るのに欠かせないツールです。
でもそれだけで知ることができる「変化」は一部でしかありません。
ひとつの打ち手となるのが、オフラインにおけるコミュニティへの参加だと思います。

書籍参考ページ

今回の記事は、「ネクスト・ソサエティ」(Amazonで見る)の100〜114ページ、142〜143ページをもとに書いています。

記事に関係する本

プロフィール

櫻田潤

櫻田 潤

プログラマー、システムエンジニア、ウェブデザイナーを経て、2010年よりビジュアルシンキング運営開始。2014年12月よりNewsPicks編集部でインフォグラフィックス・エディターとして記事執筆。研修・インベント講師や書籍執筆も行なっている。著書に『たのしいインフォグラフィック入門』ほか。

23 May, 2011