特別企画

ドラッカー図解: 企業家の時代再び

P.F.ドラッカー著書「断絶の時代」を図で理解するシリーズ。シリーズ3番目の記事を表示中。シリーズ目次はこちら

前回の記事では「経済発展の原動力の変化」に関して図にしました。
今回は、「企業家の時代」についてまとめたいと思います。

ドラッカーは次のように述べています。

第一次世界大戦前の50年は発明の時代とされている。それは企業家の時代といってよかった。当時の発明家は自らの発明を自らの事業に発展させた。今日の大企業の基礎がこうして築かれた。(中略)第一次世界大戦後の半世紀は、マネジメント能力のほうが、企業家としての能力よりも意味をもつようになった。(中略)今日再び企業家精神を強調すべき時代に入った。

図4: 企業家の時代再び

ドラッカー 断絶の時代 図4

産業構造や技術が過去からの延長線上にあった「継続の時代」(参考記事)に企業が成長するには、「マネジメント能力」が重要でした。
それが、「断絶の時代」に入り、再び「発明・創造」が重要になってきました。
インターネットの登場と普及がそれを決定づけたと思います。
日常的に新しいことを模索している組織が力を伸ばしています。

経済の地図が変わるのはこういう時期だと思います。
転換に遅れた日本では経済が停滞していますが、新しい企業がこの機会にたくさん芽を出して、状況を変えていくと僕は思います。

書籍参考ページ

今回の記事は、「断絶の時代」(Amazonで見る)の28〜29ページをもとに書いています。

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プロフィール

櫻田潤

櫻田 潤

プログラマー、システムエンジニア、ウェブデザイナーを経て、2010年よりビジュアルシンキング運営開始。2014年12月よりNewsPicks編集部でインフォグラフィックス・エディターとして記事執筆。研修・インベント講師や書籍執筆も行なっている。著書に『たのしいインフォグラフィック入門』ほか。

16 Jun, 2011