ドラッカー図解: イノベーションのための組織(1/3)

P.F.ドラッカー著書「断絶の時代」を図で理解するシリーズ。シリーズ7番目の記事を表示中。シリーズ目次はこちら

前回の記事では「ビジョンと新技術の関係」に関して図にしました。
新技術を経済的に意味があるものにするにはイノベーションが必要です。
今回から3回に分けて、「イノベーションのための組織」についてまとめたいと思います。

ドラッカーは次のように述べています。

企業家たる者はイノベーションのための組織をつくりマネジメントしなければならない。(中略)イノベーションのための組織は既存の事業のための組織とは切り離さなければならない。既存の事業のマネジメントのための組織は、すでに存在するものの修正、拡大、改善はできてもイノベーションはできない。

図8: イノベーションのための組織

イノベーションのための組織

「既存事業」は、イノベーションにとって「燃料」になる部分と「足かせ」になる部分の両方があると思います。

「既存事業のための組織」と「イノベーションのための組織」が相互に「燃料」を供給し合える関係になることを目指している企業が現れています。

Googleは20%ルール(勤務時間の20%を自分の好きなプロジェクトに使って良い)を設け、「既存事業」と「新事業」を結びつけようとしていると思います。

書籍参考ページ

今回の記事は、「断絶の時代」(Amazonで見る)の43〜44ページをもとに書いています。

記事に関係する本

プロフィール

櫻田潤
櫻田 潤(さくらだ・じゅん)

プログラマー、システムエンジニア、ウェブデザイナーを経て、2010年よりビジュアルシンキングを運営。あわせて、インフォグラフィックのデザインも始める。2014年、NewsPicksにインフォグラフィック・エディターとして参画。ビジュアルを用いた記事を多数、執筆デザイン。2017年よりNewsPicksの全体クリエイティブを統括。著書に『たのしい インフォグラフィック入門』『シンプル・ビジュアル・プレゼンテーション』