ドラッカー図解: イノベーションのための組織(3/3)

P.F.ドラッカー著書「断絶の時代」を図で理解するシリーズ。シリーズ9番目の記事を表示中。シリーズ目次はこちら

前回の記事同様、今回も「イノベーションのための組織」に関して書きます。
今回は、「イノベーションのための組織」における「目標設定」についてまとめたいと思います。

ドラッカーは次のように述べています。

イノベーションのための組織が行ってならないことは、目標を低く設定することである。まったく新しいことを行うのも、すでに行っていることを改善するのも同じ手間である。新しい事業を始めるのも、同種の製品を一つ加えるのも同じエネルギーを必要とする。イノベーションにおいては、単に同種の製品を加えるだけであってはならない。(中略)イノベーションにおいて重要なことは、成功すれば新事業が生まれるか否かを考えることである。

図10: 高い目標の設定

ドラッカー 断絶の時代 図10

「改善」や「製品ラインアップを増やす」のと「新しいこと」を行う手間・エネルギーは同じなんだから、「イノベーションのための組織」たるものは目標高くしないと!という話です。
僕は最初、「そうなのかなぁ?」と首を傾げてしまいましたが、最終的に「そうかもしれない」と思い直しました。

なにかと仕組みが出来上がっている「既存事業」の枠内を変化させるのはたしかに大きなエネルギーが必要になると思いますので。

書籍参考ページ

今回の記事は、「断絶の時代」(Amazonで見る)の46〜47ページをもとに書いています。

記事に関係する本

プロフィール

櫻田潤
櫻田 潤(さくらだ・じゅん)

プログラマー、システムエンジニア、ウェブデザイナーを経て、2010年よりビジュアルシンキングを運営。あわせて、インフォグラフィックのデザインも始める。2014年、NewsPicksにインフォグラフィック・エディターとして参画。ビジュアルを用いた記事を多数、執筆デザイン。2017年よりNewsPicksの全体クリエイティブを統括。著書に『たのしい インフォグラフィック入門』『シンプル・ビジュアル・プレゼンテーション』