特別企画

ドラッカー図解: 組織との関係

P.F.ドラッカー著書「プロフェッショナルの条件」を図で理解するシリーズ。シリーズ4番目の記事を表示中。シリーズ目次はこちら

前回の記事では、「フェイスブック型組織」について考えてみました。
今回は、知識労働者と「組織」の関係をまとめたいと思います。

ドラッカーは次のように述べています。

組織がますます知識労働者の組織となっていくにつれ、組織を離れ、他の組織へ移ることは容易になっていく。したがって組織は、そのもっとも基本的な資源、すなわち能力ある知識労働者を求めてたがいに激しく競争するようになる。(中略)組織は、製品やサービスと同じように、あるいはそれ以上に、組織への勧誘についてのマーケティングを行わなければならなくなっている。

図4: 組織との関係

プロフェッショナルの条件 図4 ドラッカー

わかりやすいのがシリコンバレーを舞台の中心とするテクノロジー企業の人材争奪戦です。

Talent Traffic

Talent Traffic
The Biggest Talent Losers (and Winners)

プログラマーは「知識」という生産手段を有します。
優秀であれば組織間の移動が容易であり、組織はそういった人を惹き付けるための努力が必要になってきます。

こうした状況が日本やいろんな産業で起こるようになってくると、労働者と組織の関係は大きく変わります。
組織は人材を惹き付けるために、今よりも社会にとって「善」であろうとすると思います。

僕が想い描くより良い未来は、「個人」と「組織」、それから「社会」が対等な世の中です。

書籍参考ページ

今回の記事は、「プロフェッショナルの条件」(Amazonで見る)の39〜44ページをもとに書いています。

記事に関係する本

プロフィール

櫻田潤

櫻田 潤

プログラマー、システムエンジニア、ウェブデザイナーを経て、2010年よりビジュアルシンキング運営開始。2014年12月よりNewsPicks編集部でインフォグラフィックス・エディターとして記事執筆。研修・インベント講師や書籍執筆も行なっている。著書に『たのしいインフォグラフィック入門』ほか。

12 Jul, 2011