ドラッカー図解: 組織の成果

P.F.ドラッカー著書「プロフェッショナルの条件」を図で理解するシリーズ。シリーズ6番目の記事を表示中。シリーズ目次はこちら

前回の記事では、「成果を阻害する4つの現実」について図にしました。
今回は、「組織の成果」についてまとめたいと思います。

ドラッカーは次のように述べています。

組織は一人ひとりの人間の強みを発揮させるための仕組みである。(中略)組織の中に成果は存在しない。すべての成果は外の世界にある。客が製品やサービスを購入し、企業の努力とコストを収入と利益に変えてくれるからこそ、組織としての成果があがる。

図6: 組織の成果

ドラッカー プロフェッショナルの条件 図6

組織の成果の対象は、組織の外側にある「社会」です。
したがって、製品・サービスそのものの性能だけではなく、それを提供する過程であったり、それを提供する組織・働く人の「ふるまい」といった「社会」に対する配慮も、その成果には含まれます。

「社会」を意識することで、個人も組織も、それぞれの「強み」を成果に結びつけることができるようになり、存在が認められます。

「コトラーのマーケティング3.0」(Amazon)にも、社会、環境への配慮は長期的に見て、競争優位性を築くとあります。
そして、社会に対する配慮を企業文化の一部にするには、「ミッション」や「ビジョン」、企業の「存在価値」の中に、組み込むのが良い方法だとコトラーは述べています。

書籍参考ページ

今回の記事は、「プロフェッショナルの条件」(Amazonで見る)の71〜74ページをもとに書いています。

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