トランプ陣営、自分に都合がいいグラフを作成

トランプ陣営がSNSに投稿しているグラフが歪んでいるとワシントン・ポストが指摘しています。
Most of Trump’s charts skew the data. And not always in his favor.

トランプ陣営のグラフ投稿

トランプは、世論調査結果を棒グラフにした画像を40以上投稿しているそうです。

トランプ グラフ ミスリード 1
image by The Washington Post

誤ったベースライン

ワシントンポストは、これらのグラフのベースライン(0%)の位置に注目しました。たとえば、つぎのグラフでは、ベースラインを画像の一番下とすると、43%と45%の差はこんなに開きません。

トランプ グラフ ミスリード 2
image by The Washington Post

もしこの差を再現するとしたら、ベースラインをずっと下に設定する必要があります。

トランプ グラフ ミスリード 3
image by The Washington Post

正しいベースラインのグラフも

データによっては画像の下をベースラインにしている場合もあります。

トランプ グラフ ミスリード 4
image by The Washington Post

都合がいい部分を切り取り

ベースラインの位置に一貫性がなく、意図的に操作しているようです。

トランプ グラフ ミスリード 5
image by The Washington Post

視覚化のダークサイド

特にSNSでは、流れてきた情報や画像をぱっと見で判断してしまいがちで、非常に危険なやり方。
この画像をデザインした人はどんな気持ちでつくっているんだろう?

一方、ワシントンポストでこの記事を書いたのは、グラフィック・エディターのJohn Muyskensさん。世界を左右する選挙戦で、重要な視点ですね。

プロフィール

櫻田潤
櫻田 潤(さくらだ・じゅん)

プログラマー、システムエンジニア、ウェブデザイナーを経て、2010年よりビジュアルシンキングを運営。あわせて、インフォグラフィックのデザインも始める。2014年、NewsPicksにインフォグラフィック・エディターとして参画。ビジュアルを用いた記事を多数、執筆デザイン。2017年よりNewsPicksのクリエイティブを統括。著書に『たのしい インフォグラフィック入門』『図で考える。シンプルになる。』ほか。