MOMAが買い上げたデザイナーの「ビジュアル文通」

ニューヨーク在住のジョージア・ルピさんとロンドン在住のステファニー・ポサヴェックさんは、手描きのデータ・ビジュアライゼーションで1年間文通し続けました。
参考:2人のデザイナーは「インフォグラフィック」で大切な毎日を伝え合った(WIRED)

インフォグラフィック 文通 1
image by giorgia lupi

ハガキの表には、それぞれが集めたデータをもとにしたビジュアライゼーション、裏には表のビジュアルの読み解き方が描かれています。

インフォグラフィック 文通 5
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このプロジェクトはやがて一冊の本『Dear Data』になりました。

インフォグラフィック 文通 Dear Data 本
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そしてついには、MOMA(ニューヨーク近代美術館)に買い上げられ、コレクションに加わったそうです(対象は、104枚のオリジナル画と制作スケッチ)。
Dear Data has been acquired by MoMA, but this isn’t what we are most excited about.

インフォグラフィック 文通 3
image by giorgia lupi

WIRED VOL.19に彼女たちのメッセージが掲載されています。

データは時に”冷たい”とか”非人間的”と捉えられる。だけどわたしたちは、このプロジェクトを通して、データに物語性や感情を与えたいと考えたの

仕事とはべつの私的で探索的なプロジェクトは、思考の幅、クリエイティブの幅を広げてくれます。彼女たちの場合は、その結果がMOMAによる買い上げにつながり、作品が社会により大きな影響力を与えるものになりました。デザイナーにとって夢のある物語です。

プロフィール

櫻田潤
櫻田 潤(さくらだ・じゅん)

プログラマー、システムエンジニア、ウェブデザイナーを経て、2010年よりビジュアルシンキングを運営。あわせて、インフォグラフィックのデザインも始める。2014年、NewsPicksにインフォグラフィック・エディターとして参画。ビジュアルを用いた記事を多数、執筆デザイン。2017年よりNewsPicksのクリエイティブを統括。著書に『たのしい インフォグラフィック入門』『シンプル・ビジュアル・プレゼンテーション』