特別企画

ドラッカー図解: コミュニケーションの成立

P.F.ドラッカー著書「プロフェッショナルの条件」を図で理解するシリーズ。シリーズ12番目の記事を表示中。シリーズ目次はこちら

前回の記事では、「コミュニケーション・ギャップ」に関してまとめました。
今回は、「コミュニケーションの成立」について図にしたいと思います。

ドラッカーは次のように述べています。

仏教の禅僧、イスラム教のスーフィ教徒、タルムードのラビなどの公案に、「無人の山中で木が倒れたとき、音はするか」との問いがある。今日われわれは、答えがノーであることを知っている。たしかに、音波は発生する。だが、誰かが音を耳にしないかぎり、音はしない。音は知覚されることによって、音となる。ここにいう音こそ、コミュニケーションである。

図12: コミュニケーションの成立

コミュニケーションの成立

Facebookの「いいね!」が普及した理由がここにあると思います。
「いいね!」が押されることにより、発信者は受信者が「知覚」したことを感じられます。

たとえば、メールで「知覚」したことを伝えるには返信が必要です。
でも、Twitterの「RT」やFacebookの「いいね!」であれば、もっと手軽です。

「知覚」の簡単さは、ソーシャルネットワークサービスの根幹に関わる部分だと今回の記事を書いていて、思いました。

書籍参考ページ

今回の記事は、「プロフェッショナルの条件」(Amazonで見る)の169〜176ページをもとに書いています。

記事に関係する本

プロフィール

櫻田潤

櫻田 潤

プログラマー、システムエンジニア、ウェブデザイナーを経て、2010年よりビジュアルシンキング運営開始。2014年12月よりNewsPicks編集部でインフォグラフィックス・エディターとして記事執筆。研修・インベント講師や書籍執筆も行なっている。著書に『たのしいインフォグラフィック入門』ほか。

01 Aug, 2011