マーケティング3.0における差別化の2つの課題

図解リーディング — Tags: — Jun Sakurada @ November 12, 2011
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「コトラーのマーケティング3.0」の内容を図にまとめるシリーズ。シリーズ中7番目の記事を表示中。シリーズ目次はこちら

前々回前回の記事で、マーケティング3.0における「差別化」は、製品の機能レベルの差別化ではなく、ブランド、企業を差別化することだと書きました。
ブランド・企業の差別化方法の一つとして、社会的課題への取り組みが挙げられます。
CSR活動とも言われるものですが、これを長期的に続けて「差別化」を実現するには2つの課題があります。

1つはトップマネジメントの変更、もう1つは業績の変化です。

図7: マーケティング3.0における差別化の2つの課題

マーケティング3.0における差別化の2つの課題

課題1: トップマネジメントの変更

一部のトップマネジメントの想いに基づいた活動である場合、トップマネジメントの変更によって、取り組みが維持できなくなる可能性が高くなります。

課題2: 業績の変化

業績好調時にはじめた取り組みは、業績が悪化した際にやり続けるのが困難になりがちです。

課題をクリアするには、社会貢献をミッション(DNA)に組み込むのが良いと「コトラーのマーケティング3.0」にあります。

社会貢献を企業文化の一部とし、コミットメントを維持するためには、それを企業のミッションやビジョンや価値に組み込むのが最もよい方法だ。

それには、ドラッカー著「【エッセンシャル版】マネジメント(35ページ)」から読み取れるように、「企業は社会に生かされている存在」だと認識することではないかと思います。

企業は、社会と経済のなかに存在する被創造物である。社会や経済は、いかなる企業をも一夜にして消滅させる力を持つ。企業は、社会や経済の許しがあって存在しているのであり、社会と経済が、その企業が有用かつ生産的な仕事をしていると見なすかぎりにおいて、その存続を許されているに過ぎない。
社会性に関わる目標は、単なるよき意図の表明ではなく、企業の戦略に組み込まなければならない。

こうした認識を持つと、社会的課題への取り組みが、一時的なマーケティング活動として必要なことではなく、企業の使命のひとつとして必要なことだと納得がいき、ミッションや企業文化に組み込むという発想が可能になるのではないでしょうか。

マーケティング図解シリーズ目次

書籍参考ページ

今回の記事は、「コトラーのマーケティング3.0」の69~71ページをもとに書いています。

コトラーのマーケティング3.0

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