特別企画

ドラッカー図解: ミッションと目標

P.F.ドラッカー著書「非営利組織の経営」を図で理解するシリーズ。シリーズ2番目の記事を表示中。シリーズ目次はこちら

前回の記事では、非営利組織の2つの課題に関してまとめました。
今回は「ミッションと目標」の関係について図にしたいと思います。

ドラッカーは次のように述べています。

病院は靴を売るところでも教育をするところでもない。そのミッションは病気の治療である。しかし目標は変化していく。重要だったことが二義的となり、場合によっては意味さえなくなる。変化を観察しなければならない。

図2: ミッションと目標

ドラッカー図解 ミッションと目標

コトラーも事業範囲を柔軟に設定できるよう、ミッションはシンプルなものが良いと「コトラーのマーケティング3.0」(Amazon)の中で述べています。

たとえば、Googleのミッションは次の通りです。

世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする

このミッションを実現する一つが検索エンジンの提供です。
しかし、Googleの事業がそれだけで終わりかというとそうではありません。

シンプルながら明快なミッションによって、Googleは検索エンジンで培った技術をもとに、地図でも動画でも扱うことができます。

このようにミッションは、さまざまな目標、さまざまな事業に対応できるようなものを定義します。
といって展開余地を残すためと、幅広く詰め込み過ぎてぼやっとしたものにしないで、反対に、「強み」に根ざしたシンプルで本質的な言葉にしておくことが大切です。

書籍参考ページ

今回の記事は、「非営利組織の経営」(Amazonで見る)の2〜6ページをもとに書いています。

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プロフィール

櫻田潤

櫻田 潤

プログラマー、システムエンジニア、ウェブデザイナーを経て、2010年よりビジュアルシンキング運営開始。2014年12月よりNewsPicks編集部でインフォグラフィックス・エディターとして記事執筆。研修・インベント講師や書籍執筆も行なっている。著書に『たのしいインフォグラフィック入門』ほか。

06 Dec, 2011