ドラッカー図解: イノベーション成功のためのインフラ

P.F.ドラッカー著書「非営利組織の経営」を図で理解するシリーズ。シリーズ4番目の記事を表示中。シリーズ目次はこちら

前回の記事では、「ミッション策定で気をつけること」に関してまとめました。
今回は「イノベーション成功のためのインフラ」について図にしたいと思います。

ドラッカーは次のように述べています。

イノベーションを行えるようになるための大前提が、変化は脅威ではないとの認識である。変化は機会である。(中略)得るべき教訓は、待っていてはならないということである。体系的にイノベーションを行うよう態勢を整えなければならない。(中略)だが、忘れてはならないことがある。それは、新しいものには、それに惚れ込んだ人間のコミットが必要だということである。

図4: イノベーション成功のためのインフラ

ドラッカー 非営利組織の経営 図4

仕組みのところに書いた「機会を発見する仕組み」と「機会を追求する仕組み」について補足します。

機会を発見する仕組み

ドラッカーは多くの報告システムが「問題」を報告するが、「機会」を明らかにしないと指摘しています。
「機会」を見えるようにするには、「問題」の報告を行う仕組み以上のものが必要だと。

機会を追求する仕組み

また、新しいことを始める部署は、現業の部署とは独立した部署として扱わないと、日常の問題解決が優先されてしまうと指摘しています。
ただ、現業部門とのつながりをなくしてはならないと。
これは、非常に難しいところだと思います。
一つの答えがGoogleの20%ルールで、新しいことを始めるにあたり、「部署」として独立させるのではなく「時間」を独立させることで、現業との関連性も残すという方法です。

あわせて、以前書いた「イノベーション成功の条件」もどうぞ。

書籍参考ページ

今回の記事は、「非営利組織の経営」(Amazonで見る)の9〜17ページをもとに書いています。

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