スワロフスキーが地球温暖化をテーマに建築家、写真家とコラボ「Thinking Ice」

スワロフスキーは、建築家 Jeanne Gangと写真家 James Balogとのコラボレーションでインスタレーション作品「Thinking Ice」をDesign Miamiに展示している。

Thinking Ice

スワロフスキー Thinking Ice 1
image by Swarovski Group

地球温暖化をテーマに、極冠(Polar Ice Cap)の氷の溶解をビジュアライズしたもの。

スワロフスキー Thinking Ice 2
image by Swarovski Group

スワロフスキー Thinking Ice 3
image by Co.Design

このプロジェクトに関わった写真家のJames Balogは、30年以上ネイチャーフォトを撮り続けている世界的な写真家。
つぎのTED講演では、氷河が溶け続けている様子をカメラで定点観測したプロジェクト「Extreme Ice Survey」の話をしています。

彼が終わりの方に語ったのが、

気候変動について長い間学んだ私の結論は、事は経済上、技術上、あるいは政策の問題ではない、ということです。問題は「認知」なのです。政治も経済も技術も十分すぎる問題ですが、それは解決することができる。必ずできるでしょう。しかしここには認知の問題があって、多くの人々は、事の重大さをまだ理解していないのです。

写真でそれを伝えるのも効果的ですが、スワロフスキーとのプロジェクトのように物体化することで平面とはまた違ったアプローチで情報を伝えられます。

つづいて、もう一人のコラボレーターである建築家 Jeanne Gangが手がけた建築を見てみましょう。

WMS Boathouse at Clark Park

Studio Gang Architects 1
image by Studio Gang Architects

SOLAR CARVE TOWER

Studio Gang Architects 2
image by Studio Gang Architects

NATURE BOARDWALK AT LINCOLN PARK ZOO

Studio Gang Architects 3
image by Studio Gang Architects

こういう見た目の変わった形状は、芸術的な思いつきだけではなく、細やかな理論の上に成り立っているから生まれます(思いつきは続かないけれど、理論は継続できる。ダリの作品を見ていて思うことでもある)。

「温暖化への警笛」というのは、良くない言い方をすれば「ありふれた」ものでもあります。
その上、たちが悪いことにテーマとしてはありふれてきていても、写真家 James Balogが言うように「認知」が進んでいるわけではないという状態。
だからこそ、認知を広めるために、理論を物体化できる建築家 Jeanne Gangが加わっているのは良いバランスだと感じました(スワロフスキーの知名度も)。